東京
知らないことがたくさんある街だった
家電量販店では新作のデジカメが目まぐるしく変わっていき
思い出を残し方をずいぶん悩んだ
働いている人はみんなしんどそうだっだけれど
わたしの知らない人をたくさん知っているようだった
女の子はペラペラの服を着ても楽しそうにしていて
とくにアパレルの、いや、働く人は、そう、働いている女性こそが輝いていた!
本好き達のもったいぶった話はもう路肩にさえ転がってもいない
「国際うんたらコレージュ?もう○○という形態は古い・・・・・・。」
テレビは今よりもつまらなかったけれど
独りで歩けもしない芸人で嗤ってはいなかった
週刊誌はコンビニの隅で
とうとうビニールカバーが付けられていた
そういえばいつから
テレビの笑い声に違和感を感じるようになったのだろうか
焦っている日に
老婆心
「推し」
好きとは異なり、貢ぐこととは親戚にあるような言葉
たとえどんな紳士であれ
つまりはホストクラブでしょう?
純度100%の楽しさは却って虚しいものです
楽しさだけで埋め尽くせられるなんて
教養を侮ってはいけません
ゆっくりと大慌ての日に
負けっぱなし
昔から野球の珍プレーが好きでした。
笑っていたというより溜飲をさげていました
勝ちっぱなしの人たちは失敗を減らすぐらいしかこの先することはなさそうだけれど
負けっぱなしならやることはたくさんある、そう思っています
もし人生が変わるのならば、なにもしないで変わるような人生ではありたくない
風もなければ陰気な日に
マウントをとる
もうスタンダードな言葉ですが
言葉は流行り廃りで結構ですが
不快なことがひとつ増えました
ずいぶん大きく出たもんです
センスを魅せることとマウント取りをいっしょくたにされたらね、
なんとかの一つ覚えのようにセンスを魅せてるつもりでしょうが
中身は全部マウント取りなんです
冬なんです
最近のニュースを見てモヤモヤすること
フェイクニュースがあったとして、それをマインドフルネスだとか精神統一でもなんでもいいのだけれど(ほんとはよくないからこんなことを書いているのだけれど)、言葉の信頼を取り戻すことでなんとか毎日のネガティブな話題を乗り切ろうという様は、モヤモヤするのです。
言葉に裏切られたのだから言葉を突き放してみろよ、と思うのです。
うっせいわも久しい風のない日に