東京

知らないことがたくさんある街だった

家電量販店では新作のデジカメが目まぐるしく変わっていき

思い出を残し方をずいぶん悩んだ

働いている人はみんなしんどそうだっだけれど

わたしの知らない人をたくさん知っているようだった

女の子はペラペラの服を着ても楽しそうにしていて

とくにアパレルの、いや、働く人は、そう、働いている女性こそが輝いていた!

本好き達のもったいぶった話はもう路肩にさえ転がってもいない

「国際うんたらコレージュ?もう○○という形態は古い・・・・・・。」

テレビは今よりもつまらなかったけれど

独りで歩けもしない芸人で嗤ってはいなかった

週刊誌はコンビニの隅で

とうとうビニールカバーが付けられていた

そういえばいつから

テレビの笑い声に違和感を感じるようになったのだろうか

                                       
                                                       焦っている日に